日本臨床衛生検査技師会 関甲信支部長挨拶
令和4年度日臨技関甲信支部・首都圏支部医学検査学会(第58回)の開催にあたって
第58回を迎える日臨技関甲信支部・首都圏支部医学検査学会が、一般社団法人栃木県臨床検査技師会の担当のもとで宇都宮市にて開催されますことにお喜びを申し上げますとともに、コロナ禍の大変な状況の中で開催までご尽力をいただきました内田雄二学会長をはじめとする一般社団法人栃木県臨床検査技師会の皆様に心より感謝申し上げます。
今学会のメインテーマは「時代の潮流に乗れ」、サブテーマに「~臨床検査の多様化に向けて~」とのことであり、医療法・臨床検査技師等に関する法律の一部改正により、医師からのタスクシフト/シェアが求められる中で、臨床検査技師の新たな時代に向けて我々が何をすべきか、会員相互で理解を進めることの出来る学会になるものと信じています。長く続くコロナ禍の厳しい条件のもとで、実行委員会の創意工夫によって現地も含めたハイブリッド開催を企画していただいことに敬意を表します。
さて、本学会には文化講演として開催地の栃木県を代表する世界遺産「日光東照宮」の稲葉宮司をお招きしてお話していただきます。平成の大修理が終了した世界遺産「日光東照宮」について、まだ知られていない秘密が聞けるかもしれません。また、特別講演には地元宇都宮市光琳寺住職の井上広法先生をお招きして「幸せに満たされる練習〜セルフコンパッション 自らを愛する〜」と題してご講演が予定されています。先生は史上初のお坊さんバラエティ番組「ぶっちゃけ寺」の立ち上げにも関わるとともに、同番組をはじめとした様々なテレビやラジオ等のメディアにも多数出演中です。両講演とも興味深いお話が聞けることと楽しみにしています。その他、タスクシフト・シェアに関するシンポジウムや教育講演、ランチョンセミナー等も企画されていますので、是非、皆さんも奮ってご参加ください。
結びとなりますが、本学会が検査技術の向上と会員相互の交流の場として、参加者皆様にとって実り多き学会となることを祈念し、また、今学会の開催にあたり多大なご尽力をいただいた内田学会長、田村実行委員長をはじめとする栃木県臨床検査技師会の皆様に改めて感謝を申し上げますとともに、ご理解ご協力をいただいた関係各位並びに賛助会員の皆様に厚く御礼を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
関甲信支部長 林 和樹