令和4年度 日臨技 関甲信支部・首都圏支部 医学検査学会(第58回)

日本臨床衛生検査技師会 首都圏支部長挨拶

第58回日臨技首都圏支部・関甲信支部医学検査学会の開催にあたって

日本臨床衛生検査技師会 首都圏支部長:杉岡 陽介

2022年度 日臨技 関甲信支部・首都圏支部医学検査学会(第58回)が一般社団法人栃木県臨床検査技師会の内田雄二会長のもとに開催されますことを心からお喜び申し上げます。

本学会はコロナ禍の中での開催であり感染状況の予測が難しい状況でのハイブリッド(宇都宮+WEB)開催を決断された内田会長や、事前準備からWEB開催終了まで実務員の皆様には大変な苦労があると思われます。開催に携わっていただいた全ての皆様の尽力に心から感謝申し上げます。ハイブリッド学会の良さである会場でのリアルな緊張感と同時にWEB配信によって、感染リスクがゼロ、いつでもどこでも視聴可能、講演時間が重なり視聴できないなども無く、利便性を存分に発揮できる学会になると思います。

さて、本学会のメインテーマは「時代の潮流に乗れ」、サブテーマとして「臨床検査の多様化に向けて」とされております。我々臨床検査技師のフィールドは院外に目を向けると多種多様な職種として活躍できる多くの場が広がり、新卒学生の選択肢も増えています。また、検体採取やタスク・シフト/シェアなど、医療法・臨床検査技師等に関する法律の一部改正により実施可能となった業務によってさらに多様化が進み、AI(人口知能)などの技術革新によって未来へ向けて時代の潮流に乗り進んでいるように思います。本学会がさらなる未来への一歩を示して頂けることを期待いたします。

ここで、我々臨床検査技師にとって検体採取とタスク・シフト/シェアと2度にわたる医療法の改正が出来たことは参議院議員としての宮島会長の功績が非常に大きく、議員として臨床検査技師がいることの大きな意義の1つでありました。今回は擁立が見送られましたが今後も臨床検査技師の地位向上、業務拡大のためには臨床検査技師の議員が必須であり、技師連盟と協力し業界全体で考えていかなければならない大きな課題です。現在、各都道府県においてタスク・シフト/シェアに関する厚生労働省指定講習会が開催されております。検体採取も同様ですが、この講習会を受講されますと臨床検査技師国家資格の付随事項となり業務実施が法的に可能となります。現在、コロナ禍でもあり講習会開催が難しい状況ではありますが、免許の付随事項になる講習会です。受講しなければ業務に当たれません。法改正された業務が実施できない中途半端な技師となってしまいます。時代の潮流に乗り遅れないよう講習会の受講をお願いいたします。

最後に、本学会開催にあたり内田学会長をはじめ、多くの実行委員の皆様やランチョンセミナーおよび共催セミナーなどを企画運営いただいた賛助会員の皆様の尽力に改めて感謝をいたすとともに、ここに開催される日臨技 関甲信支部・首都圏支部医学検査学会(第58回)が皆様にとって有意義なものとなり、さらに臨床検査の進歩につながることを祈念し、挨拶とさせていただきます。

一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
首都圏支部長 杉岡 陽介

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